2016・09・20
京都乳がんピアサポートサロン~fellows~副責任者横治佳世子の報告
2016・09・17(土)
兵庫県立がんセンターの乳がん患者会「のじぎくの会」に参加しました。
10月のセミナーのご案内と当サロンのパンフレットを配布させていただきました。
患者会のお世話役さんがBEC同期というご縁で今回2度目の参加となりました。
地方新聞に告示されたそうですが、連休初日にも関わらず20名弱のいろいろな年齢層の方が参加されました。
10月セミナー「がんとの上手な付き合い方」については来ていただけるように内容の説明をさせていただき、その後グループに分かれてのミーティングに加わりました。
中にはオペ後数か月で浮腫がでて何年も改善されず弾性スリーブを着用して出席されていました。またこれから治療が進んで浮腫になるのが心配という方、合併症でおこる蜂窩織炎を経験された方、今は落ち着いているという方たちがいらっしゃいましたが、リンパ浮腫とそのケアに関するニーズは高いと感じました。
また、医療者が参加して対応することは必要だと思いました。
患者会の企画運営はお世話役さんが中心となり、がんセンター内の医療者がセミナーの講師を引き受け、今回のようなグループワークにも協力的に出席されるそうです。
患者会自体が自立した立場で成り立ち、医療者側の患者会への理解があり、患者会発足34年の重みを感じました。
乳がん体験者というだけで、初対面の人とも相通じる感情がわき打ち解ける事が出来ることを今回も感じました。そして、自分の事を聞いてほしい、他の人はどうなのか、情報交換をしたいという思いがあります。
グループ全員の方が口々に、医者との信頼関係が良好であると話され、中には「ここに来て初めて先生に受け止めてもらえた」と言われる方もあり、コミュニケーションがうまくとれない事をよく聞くだけにすごいと思いました。